秋田ツアーその3

ようやく本題の秋田ライブ当日の話へ!
前日知ったのだが、共演のマサ君、マーシー君が今回演奏するのはほとんどが長渕剛だと言うことだった。うーむ、すごいな。長渕剛弾き語りと和太鼓。大阪のライブハウスではほぼ成立しないその内容が、確実に普段出ている音楽EVENTのノリとは違うということやんね。

聞けば今日のライブ、地元ケーブルテレビの取材も来るとのこと。注目度の高さをうかがわせる。心配なのは客席のノリだ。マサ君のファンがずらり、マサ君〜💟マサ君〜💟と、マサ君を見に来たお客さんで埋め尽くされ、俺が出たところで『あんた誰?』状態にはならないか。普段接さないジャニーズ追っかけ的なお客さんでビジュアル的な部分で切られて帰られるのでは、と。もしそんなんなったら面目なさすぎる!とにかくライブハウスへの道中不安が渦巻いていた。

ライブハウスへ着くと早速聞こえてきた野太い和太鼓と繊細なギターの音。ええやん!いい響きやん〜!音楽として既に成立してるやん!見回すとマサ君マーシー君の事務所の方やら撮影の方などたくさんのスタッフの方々がぞろぞろおられて、これはええEVENTになるな、と確信した。

あれよあれよとオープンの時間となりお客さんがなだれ込んできた。7割女性。香水の匂いが立ち込める。予定では客席で友達作り、と言う名のシンパ作り、味方を1人でも増やしてライブを有利に運ぼうと言うセコセコ作戦を立てていたけどそれどころやない。数が多すぎてもはや、どうも〜とか言える状況になかった。ヤバイヤバイと仕方なく関係者席に陣取って二人のライブを見ることにした。

楽屋の2人は緊張感が高まり不安にかられたりしている。『きっと大丈夫ですよ!』とか無責任な声かけをした自分が一番不安に駆られていた。そして、友達作り作戦を諦めた俺は次なる『プラカード作戦』の準備を進めた。
とにかくシャイで盛り上がりにくいと聞いている秋田の皆さんが盛り上がりやすいように、ズーズー弁で( 恥ずかしがらず、盛り上がってね! )という意味の《しょすがらず、のってけろんちゃ!》と書き、お客さんの緊張感を緩和しようかと。裏には予てから考えていた《秋田ワンダフル》という文言を入れた。実はこのズーズー弁、岩手の方に教えてもらったもので秋田弁とは少し違うようで、書いてる途中にダメ出しが。いろいろあるのね東北弁。勉強になりマッスル。
かくしてEVENTは遂にスタートの時を迎えたのだ!

続く!