東京ツアー2016 その2

さて、東京1日目は夜、早速ライブがあった。とは言え、新宿に着いたのは朝7時ごろ。ライブスタートが夜8時だからまだまだ時間はある。とりあえずホテルのチェックイン可能な時間までカフェでスケジュール更新したりギターを買いに行ったり行ってみたいカレー屋へ行ったりして過ごした。
同じ駅でうろつくのはいいけど東京はとにかく電車が複雑。路線図では複雑過ぎて表せないほど重なり合ってる。地下鉄二種類に、JR、さらに私鉄も何種類も東京の真ん中をズカズカ走ってる。重い荷物を引きずりつつ必死にスマホと看板を見比べながら歩いた。東京で暮らす人はすごいな。こんなけ駅があってよくやってけるな。軽く200〜300は駅あるぞ!
雨が降る中たくさんの荷物をホテルに運びチェックイン。両手がふさがる中まさかの階段に出会うとほんまにげんなりする。階段を一段ずつリヤカーを登らせたり降ろしたり。荷物は商売道具。焦りは禁物だ。宿はまさかの狭い階段で3階まで。荷物を上げたらすっかり疲労困ぱいしていた。おいおい、今からライブやぞ。

すでにホテル出たのは5時半。お店までは電車だけで1時間の距離。約束を大幅に遅れている。急ぎたいけど雨と疲れと荷物で早く動けない。しかも電車も道もわからんのだ。仕方なく、店に着くなり必殺奥義、リポビタンDを摂取して回復。俺にはこれが効くのよ!
音だしが終わる頃、会場に兄貴がやって来た。

ここで兄貴( 実兄 )について、少し触れておくと!オレの兄貴、埼玉に住んでいてたまに大阪の実家へ帰って来るのだが、実は、兄貴はオレのライブを観たことがないのだ。彼はこちらで南米( とりわけペルー )の音楽を研究している。大学で教壇に立ったりもしばしば。そんな兄貴の前で今日はボサノバライブをやるのだ。兄貴の評価が聞きたいし、少し怖くもある。兄貴はスペイン語も堪能なのだ。

そうこうしてると昔東京でバンドRa'conでライブした時に観に来てくれたメンバーの友達が遊びに来てくれた。Ra'conライブの後、SNSでずっと活動をCHECKしてくれてたのだ。こちらで人伝の少ない自分には本当にありがたい存在だ。彼は気を利かせて元メンバーに電話かけて代わってくれたりした。なんだろ、アウェーな東京で懐かしい顔ぶれと繋がることばかり。大阪で共演してお店を紹介してくれた『雨ふらしカルテット』のボーカル、ドラムの人も来てくれた。彼ら、本当にカッコよくて12/25にまたまた共演させてもらうことが決まっている。いろんな方のおかげで暖かいライブになった。
ライブ中は、東京で目まぐるしく動いたので頭の中はほとんど空っぽで、今までやって来たことを無の境地でやった。お客さんは一様に楽しんでくれたようでチップも弾んでくれた。幸先いい!

大阪より遅い終電に余裕を持って乗り込んで1日目は終了した。東京で、欲しかったギターに出会い、兄貴や旧知の人にボサノバライブ見てもらえ、たくさんのチップ頂き。本当に幸せ者やな俺。

長い1日を振り返る余裕もなく部屋に帰ったらバタンキューでした。


ライブの様子を兄が動画に撮ってアップしてくれたのをここに貼っときます。