鶏を初めて絞めて捌きました。

【閲覧注意】内臓、肉系苦手な方は見ないでください🙏


今日は和歌山で人生初の

鶏を絞めて捌く、ていうのに

初挑戦してきましたよ!


田舎暮らしをしてみたいと言う義理の妹夫婦が見つけた家賃激安の物件。2年間の契約で田舎暮らしを始めてちょうど一年、、、。

半年前に遊びに来た時は有精卵を買ってヒヨコが10匹生まれたと聞いて居ましたが、今日行ってみたら70羽以上のヒヨコや鶏が溢れて居て

近所に生まれたての卵を売り出したりするほどに繁殖しておりまして、


話を聞いて居た僕は


念願の

『生きてる鶏を絞めて

捌くところを見てみたい』

と伝えたところ、、、、。


全部僕の手で最初から

最後までやらせてもらいました。


普段何も思わずに

食べている生き物の命、

ちゃんと見つめてみたい。


動物の身体ってどうなってるんだろう?


内臓や筋肉や骨、、、。

興味は尽きません。


興味ある方以外はここから長いので

読まなくていいです。


貴重すぎる体験だったので

興味ある方のために

詳しく書きますと、、、。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆


まず、鶏を絞めて捌く


この機会をいただいた瞬間


思い描いたのは映画『ロッキー』で


スタローンが修行のために


平飼いの鶏を捕まえようと死に物狂いで


追いかけて泥まみれになるシーン。


捕まえようとしたらつつかれたり


脚の鋭い爪で引っ掻かれたり


バタバタと羽を広げて暴れたり、、、、。


そりゃあもう鶏も必死で抵抗するだろうなと


覚悟を決めていました。


が!!!


なのになのに、


実際には驚くほどすんなりと。


触らせてくれ、抱かせてくれ、


地面に寝かせても、足に紐を結んでも


抵抗もせず、鳴くことも特になく、、、。


『え!?こんなにスンナリ?』😅


と拍子抜けするほどでした。



とにかくケージから一番

『暴れん坊でタチが悪い』と

飼い主の言う雄鶏を1羽抱き抱えて

母屋の裏に連れて行き、

足に紐をかけて逆さまにぶら下げて

数分待って頭に血を昇らせます。


数分後に戻ると

鶏も暴れてみたようで

ブランコのように

鶏は大きく揺れて居ます。。。


そして飼い主から

『すき包丁』という尖った分厚めの

小ぶりな包丁を渡されました。

顎のトサカの脇に頸動脈があるから

と聞かされ、恐る恐る近寄りました。


首を掴んでも、抵抗しません。

ほんのり温く、羽で覆われた分、

掴むと意外細かったです。


そして、

言われた場所に刃を当てるも、

踏ん切りがつかず、、ためらいます。


飼い主から一思いに、

強めに切らないとその後

暴れて大変になる


と聞いて居たので、

しばし時を置き、

一旦気を落ち着かせ

心を決めて

『エイヤっ!』と

切りつけました。


首を落とすわけではありません。

羽の生えた首の血管を切る、

という事なのですが、

小枝をナイフで切るくらいの

それなりの強い

力と勢いで切りつけました。


『!!!』

うまく切れたようで、

首から血が溢れ出しました。


勢いよく飛び散ることも

想像して居ましたが、

実際には緩やかに穴から血が漏れている、

と言った雰囲気で血が地面に生えた

草の葉っぱに色をつけていきます。


『数分後に死後硬直が起きたらまた来よう』

と言われましたが、僕は

その場を動くことはできず、

鶏を見つめて居ました。


鶏は体を揺らしたり、

首を動かしたり

少し鳴いたりしています。

そして数分後に激しく羽ばたきました。


最後に何とかうまく生き残る術を

探すかのように必死の羽ばたきを

2度ほど見せて、鶏は力が抜け、

羽を広げて動かなくなりました。


血は、ほとんど抜けたようで

ぽたりぽたりと落ちる程度にまで

減って居ました。


紐を外して捌くために場所移動する時

鶏を持つと、さっき生きて居た時とは

明らかに違う、ずっしりと

重たい肉に変わって居ました。


それはさっき連れてきた生き物ではなく

肉という、死肉と言う物に代わって居ました。


重さは血の落ちた分軽くなっているはずなのにこんなにも重い、、、。


不思議ですが、それは事実なんです。


そして、飼い主から今から羽をむしるから

70℃のお湯を大きなバケツに用意する

必要があるとのことでお湯の

準備に入りました。


聞くところによれば

捌いた経験ある人は羽をむしるのが

辛かったと言う人もいたので

なかなかむしれなかったり、

グロかったり、

それなりの覚悟をして居ました。


実際には70℃のお湯に二、三分

つからせた鶏の羽は引っ張れば簡単に

抜ける、力はほとんどかけずとも

ジャンジャン抜ける簡単な作業に

なりました。


このお湯の温度が重要とのことで

熱すぎたら茹だり、

温度が低いと毛穴が開かず

なかなか抜けないとのこと。


ちゃんと温度計で温度を見て

つけていたのはそんな理由だったようです。


さて、文字通り顔近くの羽まで

むしられて『丸裸』になった

いわゆる丸鶏を、湯から取り出し、まな板の上に寝かせます。

頸動脈から少し血がまだ出ています。


飼い主から大切なことは

口から肛門まで続く、一本の

消化器管を傷つけずに捌ききること。


口の近くではそれは餌に近く、肛門に

近づけばそれはフンに近づき、

途中のものも食べるべきものではないので

とにかくそこを傷つけずに肉を

切り分けることが大事だそうです。

そりゃそうだよね。

鳥の餌も食べたくないし

糞も食べたくない。

消化器官を外して捨てて

肉だけを外して食べる。

これは鶏に限らず、全ての

生き物の砂漠上での基本らしいのです。


まずは鶏の後頭部から背骨に沿って、

肛門まで皮を切って行きます。

中から首の筋肉や背中の筋肉と

皮が筋膜でつながっているのが見えます。


その膜を包丁で外していくのです。

膜を外せば一つずつがスーパーで

見たことのある鶏の臓物や部位に

変わっていくのです。

首の膜を外した時、赤黒い大きめの

ニラくらいの血管に見える管が

食道だと教えてもらいました。

ストローくらいの蛇腹の

軟骨でできた管が気管だと

教えてもらいました。


気管は外しても大丈夫と聞いて

外して触るとコリコリとしていて

半透明の白い管。


きっと人間の気管もこんなんだろう

と想像してテンションが上がりました。


股関節をバキッと股割りのように

開いて、もも肉、胸肉、手羽を

連なったまま外し、

三枚におろしました。

あばらと首、そして両サイド。


両サイドはシンプルに関節の間に

包丁を入れて切り分けて行きます。

筋肉と骨は筋でつながっているのですが

骨の先っぽにしか筋がついてなくて

筋肉の真ん中あたり、骨の真ん中あたりは

くっついてません。


これは人体の保健の授業で習った感じを

身をもって体験した感じでした。


なるほど、骨って

筋肉ってこんな風についてるんだな

脂肪はこんなふうに絡んでいるんだな。

脂肪は分かりやすいほど変な

黄色い色をしています。


そして、本命のあばら骨を、

背中のラインから切り込みを入れて

力一杯開きました。


『あ!!これは!』

まさに、よく病院などで見る

内臓の配置図がそこにありました。

肺だろうと思った二つの内臓が

肝臓だと教えてもらい、

これが心臓、これが砂肝、

これが白子(精嚢)だと

教えられながら。

人間も皮膚の中は、あばら骨の中は

こんなふうになってるんだろな、、。


ずっと見てみたかった

生き物の正体。

仕組みに刃を入れて、

指を入れて一つずつ体験する。


硬さや結びつきの強さ。位置関係。

すげえな。

想像を馳せつつ

内臓とあばら、

内臓と内臓の間にある膜を

包丁で外して行きます。

内臓、特に消化器管を

傷つけないように、、。

それぞれの部位を切り分けて

肉の山に捌き切るまで、実に!

ケージから出してから3時間。


早いのか遅いのかわかりません。

でも、3時間。

見事に捌き切りました。、

義理の弟は

ぼんじりの切り出し以外は全て僕の手で

やらせてくれました。


言葉や指差しだけで

複雑な指示を出すのは

大変だったろうなと思います。

身をもって最初から最後まで

僕の手でやらせてくれた

弟に感謝しました。


鶏から取れる部位はどれも

驚くほど小さいと聞いてましたが、

大人5人で食べるにも

種類や、食べる部位が

多すぎて、余ってしまい、

半分は持って帰りました。


食べれる限り、説明や

ベストな食べ方を聞きながら

バーベキューで食べました。


鶏ばかりを食べ続けたせいか、

捌くので疲れて料理に

力が残ってなかったのか


一つずつ、捌きたては特別に美味しい!!


100回くらい言いたかったのですが、


残念ながら焼き鳥屋で食べる

焼き鳥に勝てる美味しい

焼き鳥ではなかったです😢


でも、この部位がどこにどんなふうに収まっていてどんな働きをする内臓なのか。

このもも肉は平飼いで外を歩き回った

もも肉なんだ!とか

一つずつに思いを馳せながら

食する初めての感覚。


何で言えばいいんだろう、

うまい言葉は見つからないけど、

名もなき鶏さん、暴れん坊の雄鶏さん、

ありがとう

そしてご馳走様。


とありきたりなことを

思いました。

捌いたから無理にでも

全部その場で食べる、

そんな人もいるかもしれませんが

僕は家で半分持ち帰った

肉の部位一つずつにベストな

食べ方を考えて食べ尽くしたいと思います。


本当に貴重なら経験をさせてくれて

本当にありがとう

興味ある方に少しでも参考になればいいな。